[EDH]《覇者シャルム》についてダラダラと……(前編)
2022年2月9日 EDH■前置:いつの間にか年が明けまして。
いつの話だ感高めですが、今年もよろしくお願いします。
例のアレも落ち着き、徐々に人が集まり始めたなーと思った矢先、また難しくなってきた……そんな時期での今回の更新となります。
■本題:たまには真面目に解説でもとは思いまして。
今月にはまさかの神河回帰ですね。私自身は全く触ってなかった頃の次元であり、楽しみでなりません(あのネオサイタマ感も気になりますし)。
今回は2022年最初のエキスパンションが出る前に現状把握として長い付き合いとなっている《覇者シャルム》の解説をお送りしようと思います。
▼そもそも《覇者シャルム》ってどうなの?
せっかくなのでこのテーマから始めたいと思います、まずはテキストからどうぞ。
色は総合的にもEDH最強色である青黒と除去では随一の実力を持つ白の組み合わせであり、これに関しては普通にお強いです。
で、統率者としてですがシャルム自身はETBで墓地からアーティファクトを釣り上げるという能力を持っています。組み始めた時も今もこの能力が本来の本筋ではあるのですが「強い」か「弱い」かだと「弱い」です。これに関しては後程、お話しします。
またコストも合計6とかなり遅め、P/Tも5/5と飛行はあるものの勝つ為には最低5回必要と残念な性能になってます。
様々な伝説のクリーチャーが登場する昨今ではエスパーカラーのクリーチャーも多く、総評的には弱いをつけるのが適正であると思います。
では、何で使ってるの?と聞かれそうですがこれに関しては何となくというか付き合いが長いから愛着もありというか……。
……ごほん、これに関しては個人的な意見ですがエスパーカラーのデッキがかなり使う統率者によって形が異なるからといったところが大きいです、要は手元にあるカードの問題ですね。私自身これを組む!と決めた時から今までこのデッキのパーツを集め続けて来て、後に引けなくなったと思っていただければ。
ただはっきり言えるのは《覇者シャルム》は本人の入手難度が再録が多い為に容易で、他のエスパーカラーの統率者に比べてかなり組みやすいデッキです(2XMで必要なカードが大半収録されましたし……)。
エスパーカラーでEDHしたい!という分には非常にオススメです。
▼使用しているデッキについて。
中身の解説の前に一旦、私が使用しているレシピをば。
割合的には青>黒>白、昔に比べ少なくなってはいますがアーティファクトテーマのデッキとなっています。
▼現在採用している勝ち筋に関して。
現在使用している勝ち筋は以下の通りです。
①:《覇者シャルム》と《彫り込み鋼》or《ファイレクシアの変形者》を主軸としたコンボ
最初にお話ししたこのデッキの主軸となるコンボ。
大雑把にいえば《シャルム》が持つETBと状況起因処理を利用したコンボで流れとしては……
このコンボは必要なカードが統率者とその他2枚と必要枚数が比較的少なく、それぞれ代用が効く為にどれかを使えなくても狙えるという利点があります。また《直観》や《最後の別れ》から一気にコンボまでいけるのでなんやかんやで1番多用することになるのではないでしょうか。更に《パンハモニコン》や《統率者の宝球》《屍族の死のマント》など状況に応じて他のカードを混ぜることで無限ドローや無限有色マナにしたりと意外と融通が効くのであれこれ試してみると良いかもしれません。
ただ、《シャルム》といえばコレ!という感とやはり始動マナが少なくない為、ガチ卓には不向きな印象が拭えません、昨今の《ドラニスの判事》などの存在も無視できない要素の1つです。
このコンボはあくまでも主軸であり、このデッキのように他の勝ち手段も合わせて用意すると良いと思います。
②:《運命を変えるもの、アミナトゥ》と《守護フェリダー》を主軸としたコンボ
サブプランその1。数年前にスタンダードを荒らしたコピーキャットに近いコンボ。中身としては……
また、《アミナトゥ》や《フェリダー》の明滅効果は《厳かなモノリス》などのアンタップ制限があるマナファクトの再使用や《変形者》などのコピー先の変更など意外に器用に立ち回れますのでコンボ以外にも使ってみると便利な点も見逃せません。
③:《タッサの神託者》を用いたコンボ
今更説明いる?みたいなコンボですね……。一応解説すると……
ただ、《呪文探求者》を起点にしたルートも存在します。方法としては……
④:《覇者シャルム》でのビートダウン
最悪の手段、先に説明したように飛行持ちとはいえ、最低でも各プレイヤーを5回殴らないといけないのでこれはあらゆる手が封じられた時の悪足掻きにでも………。
■次回予告をしておかないとまた忘れそうですので。
久々の更新となりました。かなりの長文になり、モチベがすり減り始めたので採用されているカードに関しては次回お話しするといたします(これは次の更新をすると言う個人的な戒めも兼ねています)。
今週からプレリ、来週には紙でも新環境と少しずつ盛り上がっていけばと思いつつ、今回はこの辺で締めさせていただきます。
長文、駄文にお付き合い頂きありがとうございました。
待て、次回!(BB戦士世代)
いつの話だ感高めですが、今年もよろしくお願いします。
例のアレも落ち着き、徐々に人が集まり始めたなーと思った矢先、また難しくなってきた……そんな時期での今回の更新となります。
■本題:たまには真面目に解説でもとは思いまして。
今月にはまさかの神河回帰ですね。私自身は全く触ってなかった頃の次元であり、楽しみでなりません(あのネオサイタマ感も気になりますし)。
今回は2022年最初のエキスパンションが出る前に現状把握として長い付き合いとなっている《覇者シャルム》の解説をお送りしようと思います。
▼そもそも《覇者シャルム》ってどうなの?
せっかくなのでこのテーマから始めたいと思います、まずはテキストからどうぞ。
Sharuum the Hegemon / 覇者シャルム (3)(白)(青)(黒)白青黒……俗にいうエスパーカラーの伝説のスフィンクスさん。
伝説のアーティファクト クリーチャー — スフィンクス(Sphinx)
飛行
覇者シャルムが戦場に出たとき、あなたの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とする。あなたはそれを戦場に戻してもよい。
5/5
色は総合的にもEDH最強色である青黒と除去では随一の実力を持つ白の組み合わせであり、これに関しては普通にお強いです。
で、統率者としてですがシャルム自身はETBで墓地からアーティファクトを釣り上げるという能力を持っています。組み始めた時も今もこの能力が本来の本筋ではあるのですが「強い」か「弱い」かだと「弱い」です。これに関しては後程、お話しします。
またコストも合計6とかなり遅め、P/Tも5/5と飛行はあるものの勝つ為には最低5回必要と残念な性能になってます。
様々な伝説のクリーチャーが登場する昨今ではエスパーカラーのクリーチャーも多く、総評的には弱いをつけるのが適正であると思います。
では、何で使ってるの?と聞かれそうですがこれに関しては何となくというか付き合いが長いから愛着もありというか……。
……ごほん、これに関しては個人的な意見ですがエスパーカラーのデッキがかなり使う統率者によって形が異なるからといったところが大きいです、要は手元にあるカードの問題ですね。私自身これを組む!と決めた時から今までこのデッキのパーツを集め続けて来て、後に引けなくなったと思っていただければ。
ただはっきり言えるのは《覇者シャルム》は本人の入手難度が再録が多い為に容易で、他のエスパーカラーの統率者に比べてかなり組みやすいデッキです(2XMで必要なカードが大半収録されましたし……)。
エスパーカラーでEDHしたい!という分には非常にオススメです。
▼使用しているデッキについて。
中身の解説の前に一旦、私が使用しているレシピをば。
EDH《覇者シャルム》このブログお馴染みの「Foilがあるカードのみ」縛りの《覇者シャルム》です、この縛りのため、使えないカードもあるのであまり参考にならないかもしれませんが……。
小箱仕様 Ver.27.0
▼クリーチャー(14)
★エスパーの歩哨(MH2)
☆セラの高位僧(IMA)
★ドラニスの判事(IKO)
★闇の腹心(MM3)
★死体騎士(M20)
★タッサの信託者(THB)
★ダスィーの虚空歩き(MH2エッチング)
★呪文探求者(JUDGE)
★敵対工作員(CMR)
★イーオスのレインジャー長(MH2)
★ファイレクシアの変形者(NPH)
★守護フェリダー(AER)
☆概念泥棒(DGM)
☆賢いなりすまし(KTK)
▼プレインズウォーカー(3)
☆運命を変える者、アミナトゥ(C18)
★影の処刑者、ダッコン(MH2スケッチ)
★求道者テゼレット(MM2)
▼インスタント(17)
★否定の契約(MMA)
★剣を鋤きに(V13)
★悟りの教示者(アリーナ)
★儚い存在(MH2)
★渦まく知識(FNM)
★神秘の教示者(V09)
★白鳥の歌(THS)
★蒸気の連鎖(ONS)
★吸血の教示者(JUDGE)
★納墓(PD2)
★サイクロンの裂け目(RTR)
★汚れた契約(ODY)
★マナ吸収(JUDGE)
★交錯の混乱()
★直観(JUDGE)
★否定の力(MH1)
★意志の力(EMA)
★発明品の唸り(AER)
▼ソーサリー(8)
★思案(M12)
★定業(M11)
★遺棄の風(MH1)
★悪魔の教示者(JUDGE)
★滅ぼし(MH2OLD)
★意外な授かり物(ICM)
☆囁く狂気(DGM)
★最後の別れ(DOM)
▼エンチャント(4)
★リスティックの研究(CMA)
★ネクロポーテンス(DKM)
☆息詰まる徴税(RNA)
☆食肉鉤虐殺事件(MID)
▼アーティファクト(5)
★師範の占い独楽(V09)
☆群の祭壇(KTK)
★月銀の鍵(MID)
★屍族の死のマント(MBS)
☆願い爪のタリスマン(ELD)
★彫り込み鋼(MRD)
★爆破基地(5DN)
★パンハモニコン(SLD)
▼マナアーティファクト(15)
★水蓮の花びら(V09)
★宝石の睡蓮(CMR)
★金属モックス(EMA)
★モックス・ダイアモンド(V10)
★オパールのモックス(MM2)
★魔力の墓所(2XM)
★太陽の指輪(Grand prix)
★魔力の櫃(UMA)
★厳かなモノリス(ULG)
★秘儀の印鑑(SLD)
☆発展のタリスマン(MRD)
☆威圧のタリスマン(MRD)
★聖列のタリスマン(MH2)
★統率者の宝球(JUDGE)
★クラーク族の鉄工所(5DN)
▼土地(30)
★平地(DOM)
★島(RTR)
☆セファリッドの円形闘技場(ONS)
★沼(KLD)
★雲海(BBD)
★変遷の泉(BBD)
☆勝者の大霊堂(CMR)
☆神聖なる泉(RTR)
☆湿った墓(GTC)
☆神無き祭殿(GTC)
★真鍮の都(MMA)
★マナの合流点(JOU)
★産業の塔(AER)
★統率の塔(CMA)
☆風変わりの果樹園(CON)
★溢れかえる岸辺(BFZ)
★汚染された三角州(BFZ)
★血染めのぬかるみ(BFZ)
★湿地の干潟(BFZ)
★吹きさらしの荒野(BFZ)
★沸騰する小湖(BFZ)
★霧深い雨林(BFZ)
★乾燥台地(BFZ)
★新緑の地下墓地(BFZ)
★爆発域(WAR)
☆発明博覧会(KLD)
★アカデミーの廃墟(MMA)
☆ウルザの物語(MH2スケッチ)
★古えの墳墓(OGW)
★宝石の洞窟(TSP)
★……英語Foil(80/99)
☆……日本語Foil(19/99)
割合的には青>黒>白、昔に比べ少なくなってはいますがアーティファクトテーマのデッキとなっています。
▼現在採用している勝ち筋に関して。
現在使用している勝ち筋は以下の通りです。
①:《覇者シャルム》と《彫り込み鋼》or《ファイレクシアの変形者》を主軸としたコンボでは、一つずつ解説していこうと思います。
②:《運命を変えるもの、アミナトゥ》と《守護フェリダー》を主軸としたコンボ
③:《タッサの神託者》を用いたコンボ
④:《覇者シャルム》でのビートダウン
①:《覇者シャルム》と《彫り込み鋼》or《ファイレクシアの変形者》を主軸としたコンボ
最初にお話ししたこのデッキの主軸となるコンボ。
大雑把にいえば《シャルム》が持つETBと状況起因処理を利用したコンボで流れとしては……
❶:A. 《爆破基地》、B.《群の祭壇》、C.《クラーク族の鉄工所》、のいずれかが場もしくは墓地にある状態、もしくはD.《食肉鉤虐殺事件》、E.《死体騎士》が場にある状態で《覇者シャルム》をプレイ。↓
★場にA〜Dがある場合……と、文字で書くと大変わかりにくいコンボとなります(汗)。
❷:❶によるETBでa.《彫り込み鋼》、b.《ファイレクシアの変形者》を対象とし、場に戻す。または手札からaまたはbをプレイする。
❸:❷で場に戻す(プレイした)際にaまたはbの効果でそれを《覇者シャルム》のコピーとする。その後、《シャルム》のコピーとして場に出る為、ETBが誘発する。↓AもしくはCの場合
そこで《シャルム》をAもしくはCの起動型能力で生け贄に捧げ、解決。その後、コピーのETBのスタックに乗せ、墓地に移動した《シャルム》を場に戻し、誘発→生贄を繰り返し、Aは無限ダメージ、Cは無限無色マナに。↓BもしくはD、Eの場合★場にA〜Dがない場合
その際に先に状況起因処理でどちらかの《シャルム》が墓地に移動。その後、ETBがスタックに乗り、墓地に移動した《シャルム》もしくは《シャルム》になっていた《何か》を場に戻す。その動きを繰り返すことでBは無限LOに、D、Eはともに無限ライフロスに。
❷:❶によるETBでA〜Cを対象として場に戻す。手札からa.《彫り込み鋼》、b.《ファイレクシアの変形者》をプレイする。
❸:❷でプレイした際にaまたはbの効果でそれを《覇者シャルム》のコピーとする。その後、《シャルム》のコピーとして場に出る為、ETBが誘発し……(ここからは上記と同じく、場にあるA〜Eに対応した流れなので割愛します)。
このコンボは必要なカードが統率者とその他2枚と必要枚数が比較的少なく、それぞれ代用が効く為にどれかを使えなくても狙えるという利点があります。また《直観》や《最後の別れ》から一気にコンボまでいけるのでなんやかんやで1番多用することになるのではないでしょうか。更に《パンハモニコン》や《統率者の宝球》《屍族の死のマント》など状況に応じて他のカードを混ぜることで無限ドローや無限有色マナにしたりと意外と融通が効くのであれこれ試してみると良いかもしれません。
ただ、《シャルム》といえばコレ!という感とやはり始動マナが少なくない為、ガチ卓には不向きな印象が拭えません、昨今の《ドラニスの判事》などの存在も無視できない要素の1つです。
このコンボはあくまでも主軸であり、このデッキのように他の勝ち手段も合わせて用意すると良いと思います。
②:《運命を変えるもの、アミナトゥ》と《守護フェリダー》を主軸としたコンボ
サブプランその1。数年前にスタンダードを荒らしたコピーキャットに近いコンボ。中身としては……
▼A.《死体騎士》B.《群の祭壇》がある状態で……《死体騎士》や《祭壇》など①のコンボと似たカードを利用しますがこちらの最大の利点は墓地を使用しないという点です。これは環境にもよると思いますが私がプレイしてる環境ではかなりの頻度で対策されるので採用しています。
a:場にある《アミナトゥ》の-1能力で《フェリダー》を明滅させる。
b:《フェリダー》プレイし、《フェリダー》のETBを用いて、《アミナトゥ》を明滅させる。
aもしくはbから始動し、以降a→bの流れを繰り返すと無限明滅により、Aは無限ライフロス、Bは無限LOに。
また、《アミナトゥ》や《フェリダー》の明滅効果は《厳かなモノリス》などのアンタップ制限があるマナファクトの再使用や《変形者》などのコピー先の変更など意外に器用に立ち回れますのでコンボ以外にも使ってみると便利な点も見逃せません。
③:《タッサの神託者》を用いたコンボ
今更説明いる?みたいなコンボですね……。一応解説すると……
❶:《汚れた契約》をプレイし、ライブラリーを空にする。……簡単。ただこのデッキの場合、《Demonic Consultation》がないので成功確率はかなり低いです。
❷:《神託者》を場に出し、ETBにより勝ち。
ただ、《呪文探求者》を起点にしたルートも存在します。方法としては……
❶:《探究者》をプレイし、ETBで《儚い存在》を手札へ。この方法はターンを跨ぐ必要がありますがこれに《アミナトゥ》や《パンハモニコン》などを加えることで同ターン中に勝負を決めれたりするので意外とバカにできません、頭の片隅にでも置いておくと役に立つことがあるかも……?
❷:《儚い存在》を《探究者》を対象にプレイし、ETBで《吸血の教示者》を手札へ。
❸:次の自ターンのアップキープに反復された《儚い存在》で再び《探求者》を対象とし、ETBで《汚れた契約》を手札へ。解決後、《教示者》で《神託者》をトップに。
❹: 通常のドローで《神託者》を手札に加え、その後《汚れた契約》をプレイし、ライブラリーを空にする。
❺:《神託者》を場に出し、ETBにより勝ち。
④:《覇者シャルム》でのビートダウン
最悪の手段、先に説明したように飛行持ちとはいえ、最低でも各プレイヤーを5回殴らないといけないのでこれはあらゆる手が封じられた時の悪足掻きにでも………。
■次回予告をしておかないとまた忘れそうですので。
久々の更新となりました。かなりの長文になり、モチベがすり減り始めたので採用されているカードに関しては次回お話しするといたします(これは次の更新をすると言う個人的な戒めも兼ねています)。
今週からプレリ、来週には紙でも新環境と少しずつ盛り上がっていけばと思いつつ、今回はこの辺で締めさせていただきます。
長文、駄文にお付き合い頂きありがとうございました。
待て、次回!(BB戦士世代)
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